完全オフライン・通信不要

端末内AI(ローカルAI)の動作条件と対応機種

スマートフォンのハードウェア(NPU/TPU)に内蔵された基底AIモデル(Gemini Nano)を直接活用し、通信を一切行わずに名刺画像から各項目を自動解析する機能の要件をご案内します。

1. 端末内AI(Gemini Nano / AICore)公式対応機種リスト

2026年10月 現在

Google 公式の Android AICore / ML Kit 展開状況に基づく対応機種です。端末のシステムアップデートおよび AICore のモデル配信が完了している必要があります。

メーカー・ブランド 主な対応シリーズ・機種
Google Pixel Pixel 11, Pixel 11 Pro, Pixel 11 Pro XL, Pixel 11 Pro Fold
Pixel 10, Pixel 10 Pro, Pixel 10 Pro XL, Pixel 10 Pro Fold
Pixel 9, Pixel 9 Pro, Pixel 9 Pro XL, Pixel 9 Pro Fold
※ Pixel 8 Pro は開発者向けオプションで AICore 有効化が必要な場合があります
Samsung Galaxy Galaxy S26, Galaxy S26+, Galaxy S26 Ultra
Galaxy S25, Galaxy S25+, Galaxy S25 Ultra
Galaxy S24, Galaxy S24+, Galaxy S24 Ultra
Galaxy Z Fold7, Galaxy Z Flip7, Galaxy Z Fold6, Galaxy Z Flip6
Xiaomi / POCO Xiaomi 15, Xiaomi 15 Pro, Xiaomi 15 Ultra, Xiaomi 15T Pro
POCO F7 Ultra, POCO X7 Pro
OPPO / OnePlus Find X9, Find X9 Pro, Find X8, Find X8 Pro, Find N5
OnePlus 15, OnePlus 13, OnePlus 13s
vivo / iQOO vivo X300, vivo X300 Pro, vivo X200, vivo X200 Pro, X Fold3 Pro
iQOO 15, iQOO 13
Motorola / その他 Razr 60 Ultra, Razr Ultra 2025, Signature, Sharp AQUOS R11, Sony Xperia 1 VIII 等の最新フラッグシップ

※ 上記に記載のない端末でも、Qualcomm Snapdragon 8 Elite / 8 Gen 4、MediaTek Dimensity 9400、または Google Tensor G4 / G5 を搭載し、メーカーにより Android AICore のシステムモジュールが提供されている機種では動作する場合があります。

2. 対応機種間における性能・処理速度の差異について

対応機種としてリストアップされている端末であっても、搭載されている NPU(ニューラルプロセッサ)の世代、メモリ(RAM)容量、およびシステムが割り当てる Gemini Nano のバージョンにより、実際の読み取り性能や所要時間に差異が生じます。

⚡ 処理時間(レスポンス速度)の差

最新の NPU(Tensor G5 や Snapdragon 8 Elite 等)を搭載したフラッグシップ端末では、名刺1枚の解析が約 0.8〜1.5 秒 で完了します。一方、初期の対応機種やメモリ制限のある端末では、推論に 2.5〜4 秒 程度の時間を要する場合があります。

🧠 モデルバージョン(Nano v2 / v3)の違い

Google は端末スペックに応じて Nano-1(約18億パラメータ)や Nano-2 / v3(約32.5億パラメータ)など異なるモデルを自動配信します。最新世代モデルが割り当てられている端末ほど、多言語混在や複雑なレイアウトに対する解析精度が高くなります。

🛡️ 共通の安全保護(全機種で同一)

処理速度やモデル世代に違いはあっても、すべての対応機種において「画像・文字が端末外へ一切送信されない」という絶対的なプライバシー保護設計は完全に共通です。また、誤読を防ぐための OCR 突合や電話番号等の書式検証も全端末で等しく行われます。

3. 公式情報ソース・ドキュメントリンク(Google 公式原文)