高度な認識オプション(初期設定:無効)

Gemini API キー連携ガイドとデータ保護の注意点

ご自身の Google Gemini API キーを設定することで、最上位の高精度AIによる名刺読み取りが可能になります。キーの取得手順および個人情報保護のための重要な推奨事項をご確認ください。

▲ 重要:ビジネス名刺の保護のため「有料プラン(請求先アカウント連携)」を強く推奨します

Google の現在の利用規約(Gemini API 追加利用規約)に基づき、無料版(Free Tier)の API キーで送信された画像や文字データは、Google 製品の改善(AIモデルの学習など)に利用され、人間のレビュアーに閲覧される可能性があります。名刺には取引先など第三者の個人情報が含まれるため、本機能を利用される場合は、必ず Google AI Studio にてお支払いアカウント(Cloud Billing)を紐付け、データが学習に利用されない「有料版(Paid Tier / Pay-as-you-go)」として運用することを強く推奨いたします。

1. 無料枠(Free Tier)と有料枠(Paid Tier)のデータ取扱比較

非推奨(名刺用途には不向き)

無料枠(Free Tier / 請求先未設定)

  • AI学習への利用:送信した名刺画像やテキストが Google のモデル学習・製品改善に使用されます。
  • 人間による閲覧:品質向上のため、Google の審査担当者が送信データを閲覧する可能性があります。
  • 地域制限:欧州経済領域(EEA)、英国、スイスなど一部地域では無料枠自体が利用できません。
  • レート制限:1分あたり・1日あたりのリクエスト上限が厳しく制限されます。
強く推奨(ビジネスプライバシー保護)

有料枠(Paid Tier / 請求先アカウント連携済)

  • AI学習への不使用:送信された名刺画像やテキストは、Google 製品の改善やAIモデルの学習には一切使用されません。
  • 機密性の確保:有料サービス規約(データ処理規約)が適用され、ビジネス上の個人情報が保護されます。
  • 極めて低廉な従量課金:使った分だけの課金です。名刺1,000枚の読み取りでも約0.3〜0.5米ドル程度と非常に安価です。
  • 安定した通信枠:連続した名刺スキャンでも制限にかかりにくく、高速に処理されます。

2. API キーの取得と有料プランへの切り替え手順

ステップ 1:Google AI Studio にアクセスしてキーを作成

ご自身の Google アカウントで Google AI Studio (API Keys) にログインし、「Create API key(APIキーを作成)」をクリックして新しいキーを発行します。

ステップ 2:お支払いアカウント(Cloud Billing)を紐付ける【重要】

API キー一覧画面にある対象プロジェクトの「Set up Billing(請求先の設定)」または「Upgrade(アップグレード)」をクリックし、Google Cloud の請求先アカウント(クレジットカード等)を関連付けます。プラン表示が「Paid(有料 / Pay-as-you-go)」になっていることを確認してください。

ステップ 3:予算アラート(上限通知)の設定(任意・推奨)

万が一の意図しない課金を防ぐため、Google Cloud Billing コンソール の「予算とアラート」にて、月額数ドル(例:5ドル)の通知アラートを設定しておくことをお勧めします。

ステップ 4:Meishiire アプリ内にキーを入力・接続テスト

Meishiire の「設定 > 高度なオプション > Gemini APIキーを連携」を開き、取得したキーを貼り付けます。使用モデルを選択し、「接続テスト」が成功すれば設定完了です。

3. コストの試算と計算根拠(名刺1,000枚で約0.3ドル)

Meishiire では名刺画像の長辺を 1600px に最適化して送信します。Google の公式トークン換算ルールおよび Flash モデルの公式価格に基づいた詳細な計算根拠は以下の通りです。

項目 計算基準・トークン数 公式レート (Flash) 1,000枚あたりの費用
画像入力 (長辺1600px) 768×768タイル 6分割 + ベース = 約1,806 トークン $0.075 / 100万トークン 約 $0.165
テキスト・指示入力 システム指示文 + OCR文字 = 約394 トークン
JSON解析結果出力 構造化された名刺データ = 約350 トークン $0.30 / 100万トークン 約 $0.105
1,000枚あたりの合計コスト試算 約 $0.27 (約40〜45円)

※ Google の公式料金表(Gemini Developer API Pricing)に基づきます。両面名刺の連続認識や長文メモを含めた最も余裕を持った試算でも、1,000枚あたり通常 0.3〜0.5 ドル程度に収まります。読み取りを行わない期間は基本料金も含め一切発生しません(0円)。

4. ご利用にあたっての補足・安全設計

💡 Google One(個人向け有料会員)との違い

月額制の「Google One AI プレミアム(Gemini Advanced)」に加入していても、API キーは自動的に有料枠にはなりません。API のデータ保護規約を適用するには、必ず Google AI Studio 側で Cloud Billing(従量課金)を有効にする必要があります。

💰 完全な従量制(月額固定費なし)

月額の基本料金や最低利用料金はありません。名刺をスキャンした分だけセント単位で課金され、使わない月は請求金額が0円となります。

🔒 端末内暗号化とバックアップ除外

入力された API キーは Android Keystore によってハードウェアレベルで暗号化され、端末内のアプリ専用領域にのみ保管されます。開発者に送信されることはなく、ZIPバックアップファイルやシステムバックアップにも含まれません。

🛡️ ハルシネーション(誤創作)防止と自動フォールバック

AI が返した電話番号・メール・URL は、アプリ内のオフライン OCR 結果と突合(クロスチェック)され、名刺上に存在しない情報の混入を防ぎます。また、圏外や通信エラー時は自動的に端末内AIまたはルール解析へ切り替わります。

5. 公式リファレンス・規約リンク(Google 公式原文)